田舎で育児!

田舎で育児をしながら日々思うことを徒然なるままに書いています

吸引分娩で3800g超の第二子(男の子)出産

こんにちは、田舎で育児奮闘中のあぼ子です。

第二子が妊娠41週目の3月20日にやっと生まれました!3800超えの男の子!産まれたてからしわ1つなくムチムチぷよぷよ!元気です。まわりに、1ヶ月検診?と聞かれます(笑)

今日は出産の体験談を書こうと思います。

 

陣痛誘発剤の服用

3月19日に40週6日で誘発分娩するため入院。

11時15分陣痛促進剤を1錠服薬(1回目)しましたが特に何も変化なし。

13時15分(3回目)で張りが少しでてくるが痛みはなし。

16時15分(6回目)のあと、3分間隔くらいの張りはあるが、痛みはない。ガスがたまってお腹がパツンパツンになった時みたいな感じの張りが定期的にくる。横になると張らなくなる感じがしたので、痔の痛みに耐えながら円座の上であぐらをかいてできるだけ張るように頑張る。

 

子宮口5センチで陣痛開始

18時40分ごろ医師の内診で5センチ開いていると言われてぐりぐりされる。めっちゃ痛い!この内診、予定日1週間前以来(2週間ぶり)でした。お医者様は状況からしてそんなに開いてると思ってらっしゃらなかった様で、にわかにあわただしくなる。ぐりぐりの直後から3分間隔の陣痛開始。まだ生理痛くらい。

助産師さんに「日付またぐかな?どうかな?経産婦さんは破水で一気に進むこともあるから、もう準備しとくね!今日はお産ひとりだから好きな時にいつでも産んでね!」と声をかけられ、痛いのいやだなぁと憂鬱に思いつつも、とりあえず安心する。

この直後電話がなって、新たな妊婦さんの受け入れでにわかにバタバタする。ここの産院は分娩室が一室しかないため、被ったらどうしようと心配になる。

19時半ごろ?陣痛の間隔が4〜5分くらいにのびたというと、もう一回内診でぐりぐりされる。最初のぐりぐりほどではないが、まあまあ痛い。再び3分間隔くらいの陣痛に戻るがまだ生理痛くらいの痛み。先生は他の方との段取りを考えていらっしゃる様子。私は経産婦で、子宮口の開きも良い感じだった様で、多分早めの順番に組み込まれている模様?

部屋が分娩室から近かったので、待機中も外の声がよく聞こえる。また誰か次の妊婦さんが来られた様子。「7センチ開いてる、結構痛そう」みたいな声。その前後にももう1人来られたようで、この夜は私を含め合計4人出産しました。あとからほかの入院者さんとのお食事会でわかったことですが、日付が変わる前に初産婦さん2人の出産が終わり、残りは経産婦2人。

 

破水

21時ごろ?に私の子宮口7センチ、もう1人は5センチの状態だったらしく、私が早いと判断され、生理痛程度の痛みのまま分娩台へ(もう1人の方が陣痛室をずっと使われていたので陣痛室には一度もいかず)。焦る先生にまた内診ぐりぐりされている間に破水。人破とホワイトボードにメモ書きされていたので、先生が破ってくださった模様。初めてのお産の時だったら、自然に産みたいのに!と不快に思ったかもしれませんが、長時間かかると後が辛すぎることを知っているため早める処置ならもうどうにでもして〜状態。しかもいつもは22時頃に子供と一緒に寝てるからか、眠くなってきて、早く終わればいいのにという考えで頭はいっぱい。

破水したら陣痛の痛みがついに本格的になってきました。でもまだ余裕。これくらいなら冷静に産めるかも!と余裕で深呼吸し、その合間に助産師さんとおしゃべりを楽しむ。

うかうかしてる間に日付が変わり、隣の方がいきみ始められた。あそこは分娩台ないんじゃ?!場所空けないといけないのでは?!と心配に。助産師さんに聞いてみましたが、あっちでも産めるようになってるから大丈夫、そんな心配しなくていいよ、とのこと。辛そうないきむ声。まだこの時いきみ逃しをしながら隣の声を聞けるほど冷静な私。途中胎児の心拍が少し下がり、胎児の回転によって臍の緒の位置がかわり、圧迫されてしまうことを説明され、横を向くように言われる。

 

やっぱり陣痛つらすぎ

隣の出産が終わった頃、もうかなり我慢出来ないくらい痛い!陣痛の合間、意識が朦朧として眠気が襲ってくるように。会話なんて出来る感じではない。とにかく痛みに耐えてその合間は朦朧とする。助産師さんに「お隣産まれたよ!」と声をかけられ、頑張って笑顔をつくって「いいですね、うらやましい」とこたえるが、それどころじゃない感でいっぱいで辛い。そんなことはどうでもいいからこの痛みをなんとかして!痔が痛いと言っていたのを気遣ってくださったのだと思うが、いきみ逃しをほぼしてもらえず悶絶。

 

痛くて叫ぶ

隣がひと段落したころに、私発狂で吼える(笑)しかしこの時赤ちゃんも苦しんでいたようで、臍の緒に圧迫されて心拍が下がる。わたしの叫び声を聞いて?モニターの音を聞いて?助産師さんの様子を見て?なにかわからないけど、叫んだ途端、隣の部屋にいた先生やベテラン助産師さん、ベテランの看護師さんが駆けつけてくれて4人がかりで、息を吸うように励ましながら私を右へ左へコロコロ転がす。酸素マスクも装着。私の体の角度によって臍の緒の圧迫がなくなるらしい。でも耐え難い陣痛の間にコロコロ転がされるの辛すぎる!動くたびに痛みが増すようで叫びごえがでる。

この時わたしについてくださってるメインの助産師さんはちょっとパニック状態。そういえば陣痛の合間に話しているとき、「前は眼科にいたのー」とおっしゃっていた。もしや経験がとても浅い??そういえば、点滴も失敗されてベテラン看護師さんに代わってもらってらしたし、導尿もすこぶる痛かった。内診も助産師さんにしてはがさつというかかなり痛めの感じだったし、ひょっとして経験の浅い不器用さん??ほかの方の手が空いててほんとよかった。

陣痛に悶絶する私を見ながら、先生が助産師さんに状況を聞かれると、子宮口が9センチくらいで、まだ開ききってないとのことだったが、先生が「いきんだら開くと思うから」とゴーをかけてくださって、いきんでも良いことに!早速いきんだら、それでも叫びそうだけど辛うじて耐えられる!先生ありがとうございます!

そんなこんなでもう何時かわかんないけどいきめることになりました。とにかく無我夢中でいきむけど、息子が大きすぎてなかなか出てこない。もう頭見えてるよ、がんばれと言われて、顔が鬱血してパンっ!と弾けるんじゃないかとか、目が飛び出していくんじゃないかとか、こんなに息止めてていいのかと思うくらい、いきみまくりましたが、でてこない。陣痛がかなり痛くて辛い。いきむときに声が漏れたり体勢が悪かったりしてベテラン看護師さんに注意されまくる。ベテラン助産師さんにも励まされ、4人に囲まれ続けていたので何か大変な状況?なのかな?もしかしてこのまま出てこなくて帝王切開になるのか?それなら早く切って!もうやだ無理死ぬ!とか思ってたら先生の「吸引しよか」という神様のような声が聞こえてきた。

 

吸引分娩

その後もいきむがなかなか出てこず、「あと2回ほどいきんで出てこなかったら吸引でお手伝いするからね」と言われて、もう是非是非お願いします!と心の中で思う。後2回ときいて終わりが見えたので嬉しくなる。陣痛始まる前は、出来るだけ自然に、陣痛促進剤とか使うことになったら嫌だなぁとか思ってたけどもうそんなことどうでもいい、早く終わりたいの一心。とりあえずあと2回で出せるように精一杯頑張り、最後焼け付くような股の痛みを感じるも赤ちゃんがなかなか出てこず、吸引してもらう。吸引されると途端に股の裂ける感じの痛みが強くなって、無我夢中になる。精一杯頑張るが吸引してもらってから陣痛3回分ほどいきんでようやくでてきました。途中「切開する」と聞こえてきました。会陰切開は嫌だと思ってマッサージしたり頑張ったけど、この時はもう是非是非切って早く出してください!と思った(笑)

出るとき、またの焼け付く痛みが半端ない!漫画でいうと、ゴゴゴゴゴゴ!という擬音になりそうな感じ(笑)。硬いものが骨の間をゴリゴリ通り抜けていく、股ごともっていかれそうな強烈な痛み。しかも今回は肩もひっかかって、頭が出るときと同じだけの痛みがもう一度。そこで「もう一度いきんで」と言われ、いきむと、2度目のゴゴゴゴゴ!の後、どぅるん、とでたけど、そのどぅるんのところすら股が裂ける感じの痛みと、なんかしみる感じもする。3回も股が焼け付くように痛い!!

 

後の処置

その後胎盤がでるまでがすごく長く感じられた。おまたジンジンしてるし、お腹も痛いし、もう早く解放されたい。胎盤がでた時、あースッキリした!と思いました。そっからお股に麻酔されチクチク縫われるわけですが、もうその頃はヘロヘロで我慢する根性とかないので、少し痛いだけでも「いてて」と弱音を吐く。尾骨の辺りが痛んで下痢しそうな感じの強いやつみたいな、変な痛みがあったので先生にうったえてみたら、縫合したてのところを内診されて恐怖!!痛いし怖いし言わなければよかった…と後悔。いや、言わないともしかすると怖いことになってるかもしれないから言うべきなんでしょうけど、縫いたてのとこに手を入れてぐりんぐりんされるのは怖すぎますって。痛みと恐怖で傷心な私に、「痛い場合は稀に血腫ができたりして大変になってることがあるのよ」と助産師さんがそっと教えてくださいました。でも、特に何も異常なく、恐怖感と少し増した痛みだけが残りました…。いや、いいことなんだけど…

 

その後分娩台で2時間過ごす

そんなこんなで無事出産が終わりました。この後分娩台で2時間やすみ、その間に赤ちゃんにおっぱいをあげて、それから部屋へ車椅子で移動。恥骨が痛すぎて歩けないし、そもそも足を動かすと恥骨のあたりに激痛が走って寝転ぶのも難しいことが発覚。疲労困憊している上に、足が動かせないので何かしようにも腕だけで頑張らねばならず、憔悴しきってました。とにかく食べて飲んで早く回復しないと!と気分が悪くても量が多くても、必死で食べまくりました。因みにいろんなところが痛すぎて2日目のシャワーの時まで痔がどうなっているのか見当もつかない状態でした。シャワーの時、耳たぶのようになった大きめの痔を発見し、痛みの恐怖に震える。これは…ずっとここに鎮座する気なのか!?

 

お産にかかった時間

後から聞いた話を総合すると、お隣さんの出産が12時半、私の出産が1時半だったので、本当に死にそうに悶絶してたのは1時間足らずだったようです。前の出産は丸一日かかって、長時間叫び続けていたので、今回はとても早く終わった気がしてなんだか満足しました。それでも3分間隔の陣痛から始まって、約7時間。2人目としては特に短いこともなかったのかな?それでもまぁ自分が満足したので良かったです。

 

感想など

今回の出産は、吸引された以外はごく普通の誘発分娩だったかなと思います。大きい男の子は引っかかってでにくく、3回痛いということがよくわかりました。私自身も3700くらいで産まれていますが、母に聞いたら、そんなに焼け付くようにお股いたくなかったし、頭の部分は一回のいきみででて、挟まった感とかもなかったよ?と言われたので、大きさよりも性別による骨格の違いの方が大きいのかもしれません。お隣で分娩されてた方も、長女の方が大きかったけど、小さめの次男の方が痛かったとおっしゃっていました。

もしも次産むなら小さめの女の子がいいなと心から思いました。もう男の子はいいです(笑)